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**著者よりひとこと**
特例の適用形態を体系的に整理し、イラストを織り込んで、辞書をひく要領で適用状況がわかるよう編集した好評書です。
小規模宅地特例と併用して適用のできる「特定計画山林の特例」等のほか、小規模宅地特例との選択適用となる「個人の事業用資産についての相続税の納税猶予及び免除」制度の内容についても解説しています。
民法改正に伴って整備された相続税における「配偶者居住権等の評価額の規定」についても、<参考>として取り上げています。
今回の改訂では、相続時精算課税制度を活用した場合の小規模宅地等の適用の可否ついての事例を追加し、67事例としました。
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令和 7年9月1日

 

2025年路線価、伸び最大で4年連続上昇!
国税庁から2025年分の路線価が発表され、全国の平均変動率は4年連続で上昇に。地価の順調な回復が鮮明ですが、地価上昇の影響も気になるところです。

  1. 今年の路線価は?
    1. 10年以降最大を更新!

      7月1日に今年の路線価が発表され、調査対象となる全国約32万地点の標準宅地の平均は前年比2.7%(前年2.3%)プラスで、上昇は4年連続。現在の算出方法になった10年以降で最大の伸び率で2年連続で過去最大を更新。

    2. 上昇の都道府県が35に増加!

      上昇は35都道府県で、前年比で6県増。一方、下落は4県減って12県に、東京が前年比上昇率8.1%で最も高く、沖縄が6.3%で続いています。都心ではオフィスやマンション需要が底堅く、地価が上昇しました。下落率が最も大きかったのは奈良県の同マイナス1.0%でした。

    3. 最高路線価ランキングに変動

      都道府県庁所在地の最高路線価トップ10はさいたま市と神戸市、広島市と仙台市で順位が逆転し仙台市が11位に後退しました。最高路線価はいずれも上昇または横ばいで、下落は鳥取市()のマイナス3.2%のみでした。

    4. 40年連続トップは「鳩居堂前」

      全国の路線価最高は、40年連続で東京・銀座5丁目の「鳩居堂」前の銀座通り。1平方メートル当たり4,808万円(前年4,424万円)で、前年8.7%と大きく上昇。1万円札1枚分の広さで約59万円、はがき1枚分で約71万円の計算に。

  2. 個別事情
    1. 今年の上昇トレンドは?

      全国各税務署の最高路線価の上昇率上位には、訪日客(インバウンド)に人気の高い観光地や半導体工場の進出地域が並びました。都心ではオフィスやマンションの需要が底堅く、物件価格高騰で地価が上昇しています。

    2. インバウンド3,687万人!

      日本政府観光局(JNTO)発表の24年のインバウンドは推計で過去最多の3,686万9,900人。新型コロナ禍からの回復がさらに進み、訪日客の増加が地価上昇に寄与しました。

    3. 第2のニセコとして注目!

      上昇率32.4%の「長野県白馬村」は2年連続のトップ。村の観光統計では21年に約142万人だった観光客が24年には1.9倍の約271万人に。

    4. 今年の公示地価で全国トップ!

      全国2位は「北海道富良野市北の峰町」の30.2%。スキー場の麓にあり、近年リゾート地として別荘建設が進み、25年公示地価では住宅地の上昇率で全国トップになっています。

  3. 不動産の今どき事情
    1. 目立つ東京の地価上昇!

      東京都の標準宅地の平均上昇率は全国最高の8.1%と、全国平均に比べて3倍の伸びに。地方や海外から人口が流入し、マンションの需要拡大が続き、海外からの投資マネーも価格上昇に拍車をかけています。上昇は4年連続で、比較可能な10年以降では最大に。

    2. 中古マンションも1億円超え!

      不動産経済研究所によると、2023年の新築マンション平均価格はデータで遡れる1974年以降で初めて1億円を突破。不動産調査会社の東京カンテイによる今年の5月の中古マンション平均売り出し価格は、データ集計開始の97年以降で、初めて1億円を超えました。

    3. 家賃が高くて住めない東京

      今後は東京と地方の不動産価格の差が一段と拡大しそうです。理由の一つに、物価や人手不足による建設コストの上昇があります。「採算を確保しやすい都市部の工事が優先され、地方の再開発が進みにくくなる」との専門家の指摘も。東京では地価の上昇の弊害として家賃の上昇も深刻。不動産情報サービスによると、23区内の単身者向けマンションの平均募集賃料は5月初めて10万円を超えたそうです。





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